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ツタヤ図書館は小牧にいらないの? 民間に委託するメリットとは? [ニュース]

10月4日に愛知県小牧市でレンタル大手の「TUTAYA」に図書館運営を委託するため、住民に賛否を問うための投票が行われました。

図書館を新しい形へとすることで多くの集客ができるという期待がされる中での投票結果は、まさかの反対票多数という結果に。

なぜこのような結果となったのかということを含めて考えてみました。



図書館計画の概要は中心市街地の活性化を目的とし、名古屋鉄道の小牧駅前に42億円で建設するものでした。

投票は20以上の有権者によって行われ、賛成票2万4981票、反対票3万2352票で投票率は50.38%でした。

投票をすることになった理由は「住民の意見を聞かないまま、私企業に図書館を委ねようとしている」という白紙撤回の要求を市民が起こしたからです。

反対票の方が多いという結果ではありますが実際にこの票結果には法律的な拘束力はあらず、あくまでもアンケートの域を超えていません。

山下史守朗市長は本日5日に記者会見をし、なにが原因で市民が反対なのか検証し計画を見直していくといいます。



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そもそも図書館経営をTUTAYAに任せるということは、分かりやすくいえば図書館民営化ということですよね。

民営化させることにより様々なメリットが得ることができますが、一番大きな違いは年間の運営費
だと思います。

この図書館民営化を初導入したのは佐賀県武雄市です。

TUTAYAに委託した結果、年間運営費を1億円削減させることにことに成功したのです。

ただ経費をケチって削減させたのではなく、内装の変更、カフェ設置、リラックスできるGBMを流すといった現在のニーズに合わせた工夫を盛り込んで集客を増やしたからです。

公立と民営の大きな違いは管理方法です。

公立は国や県というで管理するので一定の動きしかしませんし、よほどのことがなければ潰れることもないので公立図書館で働く公務員は与えられた仕事しかしないのです。

一方、民営といえば自分たちの経営能力が全てなので力は抜けません。

利益を出すために如何にして集客率を良くするか必死に工夫し、努力します。

それが結果的に利益1億円という形で出てきてるんですね。



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ただ、民営化といっても元は公立ですから一部分のみを民営化させるところもあり、集客部分は民営で年間の予算が一定という辛いところもあるみたいですが。

利益以外でも、民間に委託することで企業が利益を出し社員の生活が潤った結果、国のお金回りが良くなるということ。

民間が公立の代わりになれば公務員がいらなくなることもありますね。

別に公務員が憎くはないですが、日本で年間に公務員かかる金額は20兆円以上です!

医療費問題があるとはいえ、公務員もそれほど必要あるとは思えません(^^;)

なので民営化は多方面でメリットがあるんですね。

今回、愛知県で市民の反対票が多かったのは、民営化することへのメリットについて説明不足と42億円という巨額な税金によるものかもしれません。

個人的な意見として、愛知県民の新しいものを寄せ付けない独特の雰囲気も少しは関係してるような気がするんですがね。



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